10月14日、横浜冷凍株式会社(ヨコレイ)は、北海道恵庭市に「恵庭スマート物流センター」(仮称)を新設すると発表した。当日は現地にて起工式が行われ、来賓として原田裕恵庭市長が出席。竣工は2023年5月を予定している。
恵庭市は、札幌市と新千歳空港のほぼ中間に位置、道内各方面の主要都市間をつなぐ幹線道路が交わり、海路・空路の玄関口である苫小牧港や新千歳空港への高いアクセス性からを誇る。周辺には食品メーカーの生産工場が多く、道内産食品や原料の集積地となっている。
ヨコレイでは、新センターと道内に展開している6つの冷蔵倉庫との連携を図り、道内物流ネットワークのさらなる強化を図り、スマートコールドサービスの実現を目指す考えだ。
新センターは「ヨコレイサステナビリティビジョン2030」で掲げた「地球環境との共生」に基づき、省エネ型自然冷媒冷凍機、屋上太陽光発電システム(322.56kW)、リチウムイオン蓄電池(240KVA)等の設備の導入が予定されている。冬季には外気を利用してC級室の温度管理が行えるシステムも取り入れるなど、温暖化対策に注力する。