2022年10月26日、横浜冷凍株式会社(ヨコレイ)は福岡市東区の箱崎ふ頭に「箱崎物流センター(仮称)」を新設すると発表した。同日、現地にて起工式が執り行われ、当社役職員および施工関係者が出席した。
同センターは、老朽化により令和3年に閉鎖した箱崎物流センターの跡地に、スクラップ&ビルドにより新設することとなる。現在、九州地区全体では15カ所・23万7千トンの冷蔵倉庫を展開しているが、新設する箱崎物流センター(仮称)で16カ所目となり、昨年竣工した複合型マルチ物流の福岡ISLAND CITY物流センターと福岡物流センターの中間点に位置し、ともに数キロと近い距離にある。
取扱い貨物は、流通型、ストック型の両貨物に対応し、サテライト的に両物流センターと連携・補完する、お客様の幅広い要望に応えられる物流センターだ。今後もさらなる発展が期待される、博多港における物流ネットワークの需要にこたえ、新たに最新鋭の次世代型冷蔵倉庫としてお客様によりよいサービスを提供していきたいと、ヨコレイはプレスリリースにて説明している。
設備にはアンモニア/CO2高効率自然冷媒冷凍機を用いた貨物に、優しい自然対流冷却方式「Sittory(ノンドライ・ストレイジシステム)」を採用。電動式移動ラックは「カーゴナビゲーションシステム」と連動させることで、フォークリフトによる庫内入出庫作業を円滑にし、作業時間の短縮化を図る。人やフォークリフトに反応し自動的に点灯、消灯する高天井人感センサー照明設備、屋上太陽光発電設備、リチウムイオン蓄電池、BEMS 等、消費電力を大幅に削減し、災害時のBCP対策も充実させた、「人」「もの」「地球」にやさしい冷蔵倉庫の建設を目指す。