2022年12月15日、東京都は都内の温室効果ガス排出量の約1割を占めるフロン排出量の削減に向けて、冷媒にフロンを使用しない「省エネ型ノンフロン機器」の導入に要する費用の一部を助成する事業について、脱炭素化のさらなる推進のため、助成率の引き上げ、助成対象機器等の拡大を実施すると発表した。
変更後の内容は以下の通りである。
助成金の額
助成率
助成対象経費の3分の1から2分の1へ引き上げ
上限額
1事業者当たり500万円から3,000万円へ引き上げ
助成対象機器
冷凍冷蔵ショーケースに加え、冷凍冷蔵用又は空調用チリングユニット及び冷凍冷蔵ユニットを追加
助成対象者
中小企業者及び個人の事業者(リースを行う場合も含む。)
※冷凍冷蔵倉庫及び食品製造工場を除く。
助成対象機器
省エネ型ノンフロン機器のうち、次に掲げるもの
- 冷凍冷蔵ショーケース(内蔵型・別置型)
- 冷凍冷蔵用又は空調用チリングユニット
- 冷凍冷蔵ユニット(車載用、船舶用又は輸送用を除く。)
※2および3は、圧縮機に用いられる原動機の定格出力が7.5kW以上のものとする。
助成対象経費
助成対象機器の購入費、運搬据付費及び工事費
助成金の額
助成対象経費の2分の1(上限額 1,600万円/台、3,000万円/事業者)
※国等の補助がある場合は、その額を除く。
助成条件
- 都内の事業所に導入されること。
- 新品であること。
- フロンを含む機器を撤去する場合には、法に基づき適切に処理すること。
- 機器の導入後、東京都が行う調査等に協力できること。
事業期間
令和4年度から令和6年度まで(助成金の申請は令和5年度まで)
予算額
令和4年9月補正予算額 約3.6億円
受付開始
令和4年12月16日(金曜日)