米国の部品メーカー、TempriteはトランスクリティカルCO2システム向けの大容量型オイルセパレーター「239A」を発売した。同製品は高・中・低温それぞれの用途に最適化されており、特定の条件下での亜臨界用途にも対応している。
高い性能と省スペースを両立
最高使用圧力が130バール(128.3気圧)の239Aモデルは、Tempriteの既存モデル「130シリーズ」から開発された。「新しいモデルは、130シリーズと同じ高効率合体フィルター技術を採用しています」と、同社営業担当者のスティーブン・ワイスハイト氏は説明。別シリーズである139Aモデルの2倍の冷凍能力を処理しつつ、約2倍のスペースを確保可能だ。
「239A」は冷媒・オイルの汚れをろ過するとともに、冷媒ガスからオイルを分離するという二重の機能を備えている。その効率は、最も広いマスフローの範囲で最低98.5%の分離を実現しているという(製品仕様書より)。
239Aモデルは欧州連合のPED 2014/68/EU規制に準拠した、CEマークを取得している。UL規格にも準拠しており、ASME規格の刻印のあるユニットも用意。CRNに関しては、現在申請中である。