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TC CO2、産業市場での飛躍(2022年特別号『アクセレレート・ジャパン』掲載記事)

sheccoのグローバルブランド「ATMOsphere」は、自然冷媒に携わるメーカー、設置業者、コンサルタント、エンジニアといった関係者への調査を実施。その声からは、産業用冷凍冷蔵分野における、トランスクリティカル(TC)CO2システムの飛躍を感じさせられた。

5万台に迫るTC CO2市場

TC CO2冷凍機は、冷蔵倉庫や食品加工などの産業用分野でも、徐々に主要な選択肢となりつつある。同システムは、冷蔵倉庫や食品加工などの低温用途で強い冷媒として台頭してきた。アンモニアの安全性への懸念・コストを回避するための、新たな手段としても注目されている。

 

CO2は、中小規模の産業用途に適していると考えられてきた。ここ数年、より大規模な設備にもTC CO2システムが採用され、最大4MWの冷却能力を有するシステムも市場に登場している。半密閉式レシプロコンプレッサーなど、CO2専用の部品が産業用サイズにスケールアップされたことが、この成長に起因している。

 

2021年3月時点で、TC CO2市場は世界で5万台に迫る。その約96%は業務用分野での採用で、産業用分野は約4%だ。その大半(推定約4万台)は欧州にあり、米国では900台以上、日本では6,000台以上が設置されている。この台数は、今後さらに増加を続けることだろう。

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参考(2022年特別号『アクセレレート・ジャパン』)

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