エンデバー、8月稼働の冷蔵倉庫にCO2冷凍機を初採用

エンデバー株式会社 管理部 部長 田中 英治氏

山口県下関市に本社を構える、株式会社エンデバー。本社を含め九州に8拠点を構える同社だが、福岡県古賀市に、新たな冷蔵倉庫を新築。2021年8月に稼働を迎えた同センターは、日本熱源システム株式会社のCO2冷凍機を採用。稼働前のセンターの様子を取材した。

初のCO2導入もトラブルなし

福岡県古賀市に新築された、株式会社エンデバー福岡支店の「エンデバー福岡冷蔵庫」。博多港へのアクセスもしやすく、貨物を東京・名古屋・大阪など主要都市へ輸送しやすい立地に建設された。設備能力が9,280設備tある同センターでは、主に明太子等の冷凍海産物が取り扱われることになるという。冷蔵庫の手前に設置された2室の荷捌き場は、各室1,704t(合計3,408t)と広々としたスペースが確保されているのが特徴だ。

 

設置されている冷凍機は、日本熱源システムのCO2冷凍機「スーパーグリーン」が計5台。荷捌き場2室にC級「SG-C2」( 冷却能力: 76.4kW)を1台ずつ(計2台)、前室に「SG-C1」( 冷却能力:38.2kW)を1台、冷蔵庫にF級「SG-C1」「SG-F2」(冷却能力:67.8kW)を1台設置した。

2020年5月に着工した同センターだが、エンデバー社内ではその前年から冷凍機選択を検討していたと、代表取締役 江崎 隆徳氏と管理部 部長 田中 英治氏は話す。冷媒の知識がなかった同社だが、同じく下関市に拠点を構え、2019年、2020年に日本熱源システムの冷凍機を採用した林兼冷蔵株式会社から話を聞き、その性能を知り導入を決定した。設置計画立案では、同じく日本熱源システムの冷凍機を採用した河合製氷株式会社、株式会社キョーワ2社からの話も聞いたという。

 

エンデバーは他メーカーのCO2冷凍機も検討したが、優れたランニングコスト実績と望ましい規模の冷却能力を有することから、日本熱源システムに決定したという。6月より試運転を開始したセンターだが、機械的な初期トラブルも含め、問題は起きていない。実際に稼働開始後、デフロスト間隔の調整や、荷物が入った場合の霜付きの度合いなど、微調整が重ねられることとなる。その結果も踏まえ、エンデバーでは山口支店の冷凍機も、自然冷媒への転換を検討中だ。