PARTNERS
欧州

Swegon、業務用R290ヒートポンプを発売

スウェーデンのSwegonは、R290とインバータ技術を使用し、季節別成績係数(SCOP)を最大4.12とする業務用空気源ヒートポンプ「BlueBox Titan Sky」シリーズを発売した。

R290の新たなベンチマークを確立と自信

Swegonは公式ウェブサイトにて、「Bluebox Titan Sky」は業務用ヒートポンプとして(発表時点で)最も低い総等価温暖化影響(TEWI、Total Equivalent Warming Impact)を実現し、Euroventの認証を受けた性能を持ち、エコデザイン規格に準拠していると紹介。同社は、この製品シリーズが欧州の炭素化と気候の中立化に貢献する、R290ヒートポンプの新たなベンチマークを確立したと発表しいている。

 

「BlueBox Titan Sky」シリーズは、30~200kW(8.5~56.9TR)の容量を持ち、レシプロコンプレッサーとプレート式熱交換器を搭載したフルインバーター式のリバーシブルヒートポンプで構成される。ラインナップとしては、30~100kWの1回路タイプが5機種、110~200kWの2回路タイプが4機種揃えられている。

 

「BlueBox Titan Sky」シリーズは、最高63℃の高温の出口水を生成。周囲温度が-20℃以下の環境でも動作し、最高50℃の温水を供給する。同シリーズは、オプションで低騒音タイプや過熱防止タイプも設置可能である。それ以外にも、Swegonは「BlueThink」と称するウェブサーバー内蔵の高度な制御装置、Multilogic機能、Blueye監視システム、Flowzerインバーター駆動ポンプなどもオプションとして用意する。スウェーデンのヨーテボリを拠点とするSwegonは、世界各地に子会社や代理店を持ち、ヨーロッパ、北米、インドに16の生産工場を持つ。