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GIZ Proklima、R290窓用AC移行で、2050年までに最大2億7千万トンのCO2排出削減が可能と試算

ドイツ国際協力公社(GIZ)のグリーン・クーリング・プロジェクト「GIZ Proklima」にて、今後20年間に窓用エアコンから予想されるベースラインのGHG排出量をモデル化。窓用エアコンを世界規模でR290に早期移行することで、2050年までに最大2億7,000万トンのCO2排出を回避できるという試算をウェビナーにて発表した。

 

GIZ Proklimaは、今後20年間に窓用エアコンから予想されるベースラインのGHG排出量と、R22、R410AからR290に早期移行した場合の、世界的なGHG緩和の可能性をモデル化。フィリピンエネルギー省のLighting and Appliances Testing Laboratoryと共同で、R290窓用エアコンのプロトタイプの試験運転を実施している。

 

ウェビナーにて、ドイツの環境コンサルタント会社HEAT GmbH社のシニアテクニカルアドバイザー、イレーネ・パプスト氏も、窓用エアコンにおけるR290への移行によって可能となる排出削減経路のモデル化の結果を発表した。

 

GIZ Proklimaのアジア・ポートフォリオ担当であるフィリップ・ムンジンガー氏は、窓用ACの世界的な販売台数が、今後数年間で北米、アジア等の地域でわずかに増加するという予測のもと、今回のモデル化がR290窓用エアコンへの移行を、強く推奨するべき結果であると主張する。

 

GIZ Proklima の内容は、コチラから確認可能だ。

参考

Study: Switching to R290 in Window ACs Can Cut 250Mt of CO2e Emissions by 2050

原著者:マイケル・ギャリー

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