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ダイキン、R290ソリューションを大幅拡大へ【HCJ2022、SMTS2022】

2022年2月中旬に開催された、国内最大級の展示会「HCJ2022」と「SMTS2022」。両展示会では数多くの自然冷媒ソリューションが一堂に会したが、なかでもダイキン工業株式会社はR290内蔵ショーケースを多数展示。その存在感を大いに示した。

国内市場での拡大に期待

2021年6月15日、ダイキンはAHT社のR290内蔵ショーケースを「ダイキンブランド」として発売すると発表。「HCJ2022」「SMTS2022」それぞれにおいても、各種ラインナップが多数展示された。

 

「SMTS2022」では、今夏発売予定の島型ショーケース「MONTREAL SLIM」を展示。省エネ性や設置の容易さ、補助金の対象機器である点を大々的にPRし注目を集めた。

 

また、同社は参考出展として、欧州で販売実績を重ねるリーチイン冷凍ショーケース「KALEA」も展示。来場者の反応を見定めつつ、アジア市場への進出を視野に検討を進めている最中だという。

 

「HCJ2022」では、長年ダイキンが発売している冷凍ストッカーも見られた。150L~750Lまでの合計7種類あるラインナップは、400LクラスまではR600a、500L以上はR290を採用している。コロナ禍で冷食需要が増すのに合わせ、順調に売れ行きを伸ばしている。

 

2021年、そして2022年はエンドユーザーの認知度向上を目指したいと、関係者は話す。ダイキンのショーケース競争参入は、国内市場にとって大きなターニングポイントとなることだろう。