2021年8月18日、パナソニック株式会社は80馬力ラックシステムのCO2冷凍機「 OCU-C8000MVFJ-SL 」の受注を開始したと発表。需要が拡大する大型物流倉庫や冷凍冷蔵倉庫、食品加工場への展開を視野に入れている。
2022年2月に出荷開始
80馬力のCO2冷凍機は、国内にて日中共同開発で生まれた。国内第1号機として、丸紅株式会社のグループ企業、株式会社ベニレイ・ロジスティクスの大阪南港事業所にて採用。2021年2月に同事業所の改装が完了し、現在も稼働を続けている。同冷凍機の出荷は、ちょうど大阪南港事業所稼働が開始して1年経つ2022年2月に開始される予定だ。
2021年2月15日、オンラインにて開催されたshecco Japan主催の自然冷媒国際会議「ATMOsphere Japan 2021」にてパナソニック株式会社アプライアンス社 冨永 弘幸氏は、マーケットのニーズによっては100馬力、120馬力などさらなる大型システムの展開も検討していると話す。同社は大型化だけでなく、小型・軽量級モデルのラインナップも増やしている。モジュールタイプの冷凍機は10〜40馬力までの5機種を用意し、2021年末に発売予定である。