2020年7月29日、ニュージーランド政府は、HFCの販売、使用、廃棄に関する規制・管理体制を強化すると発表した。環境大臣であるユージニー・セージ氏は、2008年の廃棄物最小化法に基づき、6つの製品が「優先製品」として宣言されると発表している。
「優先製品」は、冷媒以外に次の製品も含まれる。
- プラスチック包装
- タイヤ
- 電気および電子製品(電子廃棄物)
- 農薬とその容器
- ファームプラスチック
ニュージーランドのHFC規制強化の背景には、製品廃棄や環境に対する、ニュージーランド人の考え方が変化していることにもあるとセージ氏は言う。
「私たちは、現在埋め立てや汚染によって失われている製品の材料を確実に回収、再処理、または再利用することで、廃棄物の環境負荷低減に役立つ、より厳格な製品管理といった新しいアプローチが必要です。それが実現することで、新規ビジネスの促進にも繋がることでしょう」
ニュージーランド環境省が目指す次のステップは、業界・民間企業と協力して、新しい規制とスキームを設計・浸透させることだという。
参考記事
Refrigerant Recovery Group Praises New Zealand’s Plans to Regulate HFCs