2022年6月7日(火)〜10日(金)に開催された、アジア最大規模を誇る「食の技術」総合トレードショー、「FOOMA Japan 2022」(主催:一般社団法人 日本食品機械工業会)。中山エンジニヤリング株式会社は、自社で開発する「ηmax(イータマックス)」のCO2カスケード式コンデンシングユニットを、実機にて初展示した。
SIIにも採択
埼玉県に本社を構える中山エンジニヤリングの開発したCO2コンデンシングユニットは、CO2/CO2カスケード式の設計を採用。高段・低段の二つの圧縮機による構成で、高効率の運転を実現している。
同社のCO2ユニットは、2018年頃に初出荷。依頼、合計6台の冷凍機が現場で稼働している。主な納入先は、生産加工会社や冷凍冷蔵倉庫などだ。北海道、東北、関東といった商圏は、代理店を担う井戸冷機工業株式会社が販売・施工する。
CO2ユニットは、冷凍用、凍結用と合計3機種を用意。紋別の食品工場では、11月~3月までの5カ月間で、更新前のフロン機と比較して平均53.7%の消費電力削減を実現しているという。
同機種は一般社団法人 環境共創イニシアチブの「令和4年度 先進的省エネルギー投資促進支援事業費補助金」の『(A)先進事業』における先進設備・システムにも採択され、これからの導入の加速にも期待だ。