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三菱電機、スウェーデン市場に大きく一歩踏み出す

三菱電機株式会社は、CO2冷媒使用のコンデンシングユニット「ECOV」シリーズを、スウェーデンにて本格的に展開を発表。欧州のFガス規制もクリアした高水準のシステムで、同国の市場に大きく踏み出そうとしている。

高い汎用性で、現地顧客の経済活動を支援

本ニュースは、現地時間2021年3月31日にて同社のスウェーデン拠点の公式HPで公開。「ECOV」システムは三菱電機の持つ優れたインバータ技術により、運転効率の最適化に寄与。通信制御装置で遠隔にて蒸発温度を調節でき、エンドユーザーごとに適した冷却能力を得られる。

 

「Modbus」規格採用のモニタリングコントローラーにより、あらゆるデータを遠隔にて監視することも可能だ。汎用性の高いシステムにより、ガソリンスタンドや小さな食料品店、レストラン、学校の調理室、冷凍冷蔵倉庫など幅広いニーズに対応できる。その上で、同機種にはCO2冷媒が採用されている形となる。

 

ECOVの使用により、食品貯蔵と冷却用途のソリューションを最適化できます。顧客の環境配慮および経済性に、大きく貢献できることでしょう。
三菱電機株式会社 アンダー・ニルソン氏
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欧州のFガス規制は、日本国内のそれよりも非常に厳格に定められていることは周知の事実である。そこでコンデンシングユニット販売を拡大するということは、三菱電機が規制のなかで商品展開する準備ができているということに他ならない。現在は同社に、同機種の国内展開について問い合わせているところである。