株式会社前川製作所のヨーロッパ拠点、Mayekawa Europeは、弊サイトならびにAmmonia21.comを発行するATMOsphere(旧shecco)より「Natural Refrigerants Label」を取得した。
ATMOsphereは、世界中の自然冷媒システムおよびコンポーネントのベストインクラスメーカーを強調するグローバルゴールドスタンダードとして、6月にこのラベルを立ち上げた。 現在までに、TEKO、M&M Carnot、Secon、Güntnerもこのラベルを取得している。
「Natural Refrigerants Label」は、認定を受けたメーカーが、CO2を使用した製品を含む自然冷媒市場において、新たな顧客や地域に製品を販売することを支援するために作成された。このラベルは、エンドユーザーがクラス最高のサプライヤーを特定するのに役立つことを目的としている。
「Natural Refrigerants Label」を取得した企業は、同ラベルを製品、マーケティング資料、電子メールの署名、会社の売り込みや展示会のブースなど、無数の場所に直接貼ることができるようになる。
「企業はこのラベルを利用して、ブランドを強化することができます。私たちは、ラベル取得のプロセスを利用して、時間をかけて市場を自然冷媒ソリューションによるクリーンなソリューションに移行させたいと考えています」(ATMOsphere 創設者兼CEO マーク・シャセロット)
Mayekawa Europeは、今回のラベル取得に際して以下のようにコメントを残した。
「ATMOsphereから、自然冷媒ソリューションのベストインクラスメーカーとして認められたことを光栄に思っています。自然冷媒技術とエネルギー効率の高いソリューションの使用は、これまでも、そしてこれからも、Mayekawa Europeの最優先事項です。私たちは、自然冷媒がこの業界の未来であると強く信じています。ATMOsphereラベルは、より持続可能な世界を目指す私たちの努力を認めてくれたものです」
Mayekawa Europeは、高効率の新シリーズ「mCHILLER」に低充電アンモニアを採用。10月に開催される「Chillventa 2022」では、混合冷媒の完璧な代替品としてオーダーメイドされた新しい空冷式アンモニア冷凍機、「mCHILLER TAKA」を発表する予定だという。
環境の持続可能性は、前川製作所の事業活動の中心的な考え方である。同社は長年にわたり、自然冷媒技術やエネルギー効率の高いソリューションを追求してきた。自然冷媒の利用や、より少ないエネルギーで熱工学的なソリューションを実現することで、持続可能な開発、オゾン層破壊の防止、地球温暖化防止を目指している。
前川製作所は、自然冷媒を利用した製品やシステムを開発・製造してきた歴史があり、このアプローチに欠かせない5つの自然冷媒(アンモニア、CO2、炭化水素、水、空気)を「NATURAL FIVE」と呼称する。これらの自然冷媒は、200℃から-100℃までの幅広い温度域で、暖房、乾燥、給湯、空調、冷房、冷蔵、冷凍などに利用されている。
3つの柱
ATMOsphereラベルを取得するためには、メーカーは3つの柱で卓越性を実証しなければならない。
- 企業ビジョン
- 顧客満足度(企業や製品の信頼性、性能、サービスを確認する複数のエンドユーザーの声によって測定される)
- 測定可能な市場へのインパクト
Mayekawa Europeのアンモニア冷凍機について、顧客代表であるSvedan Industri Køleanlæg A-S.のマネージングディレクター、ソレン・グラム氏は、「前川アンモニア冷凍機はシステムの中核であり、約束した容量と効率性を与えてくれました」と、システム全体で同社を満足させる性能を発揮していると評価した。
我々は、ATMOsphereから自然冷媒ソリューションのベスト・イン・クラス企業として認められたことを光栄に思っています。
Mayekawa Europe
ラベルの申請について
参考
Mayekawa Europe Receives Natural Refrigerants Label from ATMOsphere
※本記事は英語で作成後、日本語に翻訳されております。
ATMOsphereネットワーク
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