2021年6月3日、国分グループ本社株式会社のグループ企業である株式会社りゅうせき低温流通が、沖縄県浦添市に三温度帯センター「沖縄浦添流通センター」を稼働させたと発表した。
コロナ禍を乗り越えついに稼働
沖縄浦添流通センターは、主要幹線道路に隣接することで、沖縄本島全域への当日配送が可能となる、24時間稼働可能な冷蔵（一部定温）・パーシャル・冷凍（一部超低温））の大型三温度帯汎用・専用併設型多機能物流センターである。那覇空港とアジアの主要市場（中国、香港、台湾、ソウル、タイ）が飛行時間4時間圏内となる地理的優位性も生かし、日本各地のエリア商材をアセアン諸国にお届けするハブセンターとして保税・動物検疫機能も有する形だ。
同社は弊サイト発行元であるshecco Japanが主催する自然冷媒国際会議「ATMOsphere Japan 2019」にて、三温度帯対応の物流拠点を建設するとともに、それらセンターにCO2、アンモニア/CO2冷媒の冷凍冷蔵機器を使用すると発表。当時発表されていた計画では、沖縄浦添流通センターの完成予定は全センターで最後となる2021年1月を予定していた。2020年に新型コロナウイルスが感染拡大し、計画が遅れることになったものの、当初の予定どおりアンモニア/CO2機器を採用した、環境配慮かつ省エネ対応の総合物流センターが完成した。
センター概要
名称： りゅうせき低温流通 沖縄浦添流通センター
所在地： 〒901-2124 沖縄県浦添市小湾450‐1
TEL：098-870-5033／FAX：098-870-5041
対応カテゴリー： 冷凍食品・チルド・生鮮・青果・加工食品・菓子 など
配送エリア： 沖縄県全域
センター規模
敷地面積： 8,800㎡
延床面積：17,040㎡（冷凍自動倉庫部の仮想床等含む）
倉庫部有効面積（1階・2階・4階）
冷凍庫：5,690㎡ ・ 収容能力16,873トン（冷凍自動倉庫・超低温庫含む）
冷蔵庫：5,548㎡ ・ 収容能力13,746トン（パーシャル含む）
定温庫： 415㎡ ・ 収容能力 126トン
洗浄室： 155㎡
その他： 456㎡（垂直搬送機・エレベーター等）
事務所部面積（1階～5階）
事務所：1,162㎡
