ホシザキ株式会社は、飲食店やセントラルキッチンで利用されている業務用冷蔵庫において、R600aとCO2を使用した製品を5月より受注開始する。2022年2月15日〜2月18日にかけて、東京ビッグサイトにて開催されたホテル・旅館・観光・各種施設の日本最大級の商談専門展示会「HCJ2022」にて同機種を展示し話題となった。
R600a、CO2冷媒を採用
ホシザキは欧州市場を中心に、R290冷凍庫、冷蔵庫を多数発売する実績を持つ。今回国内で受注・販売する業務用冷蔵庫「HR-120A-NR」は、庫内機械室にR600a、庫内にCO2を採用するという業界初の構造を持つのが特徴だ。R600aは充填量が80g以内に抑えられている。
同機種は一般社団法人日本冷凍空調工業会の安全基準「JRA 4078」をクリアしており、国内で初めて同基準をクリアした機種として話題だ。ラインナップは8種類用意されている。ホシザキは2009年より、海外市場にて業務用では世界初となる自然冷媒を用いた製氷機の製造・販売を開始。今後は国内市場での展開にも注目だ。