2020年2月18日〜2月21日にかけて、幕張メッセにてホテル・旅館・観光・各種施設の日本最大級の商談専門展示会「HCJ2020」が開催された。本年は新型コロナウイルスによる影響を受け、来場者は40,255 名にとどまることとなった(前年度は67,171名)。それでも開催期間中は天候にめぐまれ、連日10,000名以上の来場者を記録。先に開催された「スーパーマーケット・トレードショー2020」と同様に、本展示会も多くの炭化水素ソリューションの進歩を、改めて目の当たりにすることとなった。
時代の要請に応える「ノンフロン」の選択

低温~超低温の冷凍ケースを製造・販売する株式会社ダイレイ。同社は日本だけでなく中国、オーストリア、デンマーク、ドイツ、ブルガリアなどの拠点で、製造・販売している。AHT社などの製品を扱い、約30年前からノンフロン製品を取り扱ってきた。-25℃の「無風冷凍ショーケース」、-60℃の冷凍ケース「スーパーフリーザー」、-80℃の「ドライコールド」の一部で、プロパンなど炭化水素を採用している。
納品先もスーパー、寿司屋、和食店、ホテル厨房、レストラン、水産仲卸など非常に幅広い。「社の方針として、時代の要請に応えていきたいという思いを抱いています。だからこそ、コストはかかるもののノンフロンという提案を続けてきました」と、営業部次長の小幡 真弘氏は語る。製品ラインナップにはプレハブなどHFC使用のものも残っているが、今後ノンフロンへの切り替えも検討中だという。