2022年4月6日、日本GLP株式会社は茨城県常総市で初の冷凍冷蔵専用BTS型施設「GLP常総II」の竣工式を開いた。チルド物流の株式会社ムロオが専用施設として一棟全体に入居し、関東エリアの大型店舗向けの3温度帯配送拠点として活用する。
環境配慮型の自然冷媒設備を採用
低温物流市場は2023年度には市場規模が約1.8兆円と、引き続き拡大が予測され、冷凍冷蔵機能を有する先進的物流施設へのニーズも高い水準にある。GLPでは冷凍冷蔵物流に強みを持つムロオと密接に連携し、予定工期の短縮を実現した。
冷凍庫に使用する冷却設備については、政府の省エネ型自然冷媒機器の補助対象に採択された、環境配慮型の設備を採用している。
「GLP常総II」は2階建て、延床面積36,793m2を誇る。圏央道・常総ICから至近に位置しており、東京、千葉、埼玉に90分間以内で配送が可だ。食品加工工場が多数集積する、東北エリアへの輸配送も適したエリアでもある。
このたび、「GLP 常総Ⅱ」のアクセスの良さや、冷凍冷蔵機能設置の実績、そしてこれまでのリレーションをご評価いただき、ムロオ様にご入居を決定頂けたこと、大変嬉しく思います。
現在、都市部・地方部を問わず、冷蔵・冷凍庫の不足がコールドチェーン確保に向けた課題といわれており、日本GLPでは、急増するニーズに応えるべく、冷凍冷蔵機能を有する先進的物流施設を今後も積極的に開発してまいります。
日本GLP株式会社 代表取締役社長帖佐 義之氏