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ドイツ、公共調達にFガス機器を排除

ドイツ政府は、Fガスを使用している多くのHVAC&Rシステムを連邦政府機関での購入対象から外し、自然冷媒の代替品を推奨する。この措置は、ドイツ連邦経済・気候行動大臣が9月に制定した「気候変動に配慮したサービスの調達に関する一般行政規則(AVV Klima)」の一環として行われ、2022年1月1日に施行された。

環境対策を促進

政府は、複数の分野の製品を公共調達から除外する「ネガティブリスト」を作成。エネルギーと高GWP冷媒を大量に使用するHVAC&R製品は、このリストに掲載されている。主な条件としては以下の通りだ。

 

  • ハロゲン系冷媒を使用する冷蔵庫・冷凍庫(アイスボックス、自動販売機を含む)およびその他の据置型・移動型の冷凍・空調機器(代替品が市場に出回っている場合)。
  • GWP150以上の冷媒を使用する、公称冷却能力10kW(2.8TR)以上の液体冷凍機。
  • 公称冷房能力が10kWを超えるマルチスプリット/VRF空調ユニット(液体冷凍機でも代用可能)。
  • ハロゲン系噴射剤(R1234ze(E)など)を使用したエアゾール缶(コールドスプレー、洗浄スプレー、虫除けスプレーなど)や、六フッ化硫黄(SF6)を使用した高圧開閉器。

 

この調達規則では、連邦政府機関に対して、製品のライフサイクル全体とそれに伴う温室効果ガスの排出量を考慮することを求めており、エネルギー効率や環境・気候保護を考慮しなければならない。新規則はドイツの気候行動法の目標である2030年までの気候ニュートラルを支援するものとして施行された。

 

ヨーロッパの他の国々でも、環境に配慮したHVAC&R製品の調達を支援している。その一例として、Fガスが地球温暖化に与える影響を緩和するためのプロジェクトである「Nordic Green Public Procurement Criteria(北欧グリーン公共調達基準)」がある。

 

このプロジェクトは、デンマーク、フィンランド、アイスランド、ノルウェー、スウェーデン、フェロー諸島の公共調達において、冷凍・空調・ヒートポンプ(RACHP)のデフォルトオプションとして、HFOではなく自然冷媒の使用を推進している。

参考

Germany Rules Out F-Gas Equipment in Public Procurement
※本記事は英語で作成後、日本語に翻訳されております。

 

原著者:トマス・トレビザン

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