フクシマガリレイ株式会社は、2022年6月7日(火)〜10日(金)に開催されているアジア最大規模を誇る「食の技術」総合トレードショー、「FOOMA Japan 2022」(主催:一般社団法人 日本食品機械工業会)にて、新ブランド「NOBRAC(ノブラック)」の立ち上げを発表。同時に、新ブランドで開発・販売するCO2トランスクリティカル(TC)ブースターユニットを展示ブースにて初披露した。
2022年秋より受注を開始
「NOBRAC」は、低炭素社会を実現するガリレイグループの、機器・システムを包括したブランドだ。炭素を示す「CARBON」を逆に並べた言葉であり、CO2増加の流れを逆転させるという、フクシマガリレイの環境問題への決意が示されている。
今回発表されたCO2 TC ブースターユニットには、冷却方式に乾式膨張式を採用。従来のフロン機と比較して、最大20%の消費電力量削減が期待できるという。
「NOBRAC」のCO2ユニットは、同社のトンネルフリーザーとの最適制御にも対応。機械側・負荷側の運転状況を相互に反映させ、圧縮機の運転制御を自動最適化する。ラインナップはトンネルフリーザー専用機種3種、冷凍冷蔵倉庫用冷凍機5種(冷蔵用途2機種、冷凍用途3機種)の合計8機種であり、空冷式・水冷式両方に対応していることから、既設水冷設備からの更新もしやすい。
製品は2022年秋より受注を開始する。食品工場・冷凍冷蔵倉庫を対象に、販売台数の目標を2023年度に20台、2024年度に50台としている。