2021年6月28日、フクシマガリレイ株式会社は環境ビジョン『Dramatic Future2050』を策定したと発表。創業100周年となる2051年を見据え、温室効果ガスの排出量実質ゼロを目指す。
『Dramatic Future2050』とは
2015年にパリ協定が採択され、今世紀後半には世界の温室効果ガスの排出量を実質ゼロにする長期目標が掲げられたことで、世界で「脱炭素化」の取り組みが加速。日本でも2050年にカーボンニュートラルを実現するための中期目標として、2030年度の温室効果ガスの排出量を2013年度の水準から46%削減する目標が定められ、新たに策定された「地球温暖化対策計画」のもとで具体的な取り組みが求められている。
それに合わせ、ガリレイグループは創業100周年となる2051年を見据えて、環境長期ビジョン「Dramatic Future 2050」を策定。温室効果ガスの排出量実質ゼロに挑戦する。
まずは2030年まで、SDGs の「13.気候変動に具体的な対策を」への取り組みを柱とし、環境先進企業として、ステークホルダーからの期待、社会に対して果たす責任を達成するため「環境アクション2030」を策定。更に持続可能な地球環境を次世代に引き渡すことを目的に、2050年までの「カーボンニュートラル・脱炭素社会の実現」に向け、「環境ビジョン2050」を掲げた。
加えて、同社は「再エネ100宣言 RE Action」へ加盟。積極的な自社活動における省エネの実施と再生可能エネルギーの活用を宣言し、国際社会へのコミットメントを通じて脱炭素化に向けた取り組みを加速させていく考えだ。
「再エネ100宣言 RE Action」とは
企業、自治体、教育機関、医療機関等の団体が使用電力を100%再生可能エネルギーに転換する意思と行動を示し、再エネ100%利用を促進する新たな枠組み。
環境ビジョン2050
1.グループ全体で温室効果ガスからの脱却を
再生可能エネルギーの導入や主要拠点・工場のクリーンエネルギー化により、グループ全体の温室効果ガス排出量を実質ゼロにします。
2. 冷媒をはじめ、クールな技術で地球温暖化をゼロに
環境負荷の低いグリーン冷媒の使用や、冷媒漏れをなくし、クールな技術で地球温暖化への影響をゼロにします。
3.環境と真剣に向き合うお客さまから選ばれる存在に
環境負荷の低い製品・サービスを提供し、地球課題と向き合うことで、ご利用いただくお客さまとともに脱炭素社会を実現します。

環境アクション2030
1. グリーン冷媒への転換
低GWP冷媒、自然冷媒への転換を通じ、温室効果ガス低減に取り組み、地球温暖化防止に貢献します。
2.冷媒ガス漏洩防止
ITを駆使したサービタイゼーションによるプレメンテナンスの拡充により、冷媒漏れ10年保証を目指します。
3.環境性能の高い製品を開発・提供
製品のライフサイクルにおいてより環境負荷の少ない製品へ移行します。
4.CO2排出量削減
最新の省エネ技術の積極導入や再生可能エネルギーの活用などを通じ、バリューチェーン全体でCO2排出量削減に貢献します。
