2020年8月31日、環境省・経済産業省は同時発表にて、フロン排出抑制法(フロン類の使用の合理化及び管理の適正化に関する法律)の基づく、令和元年度分の第一種フロン類再生業者及びフロン類破壊業者からの集計結果を取りまとめ、公表した。
フロン類の再生量合計は増加、破壊数は減少
集計結果の内容は、第一種フロン類再生業者が引き取った、特定製品から回収したフロン類の量は、約1,588t。平和30年度(約1,406t)と比較して、12.9%の増加となった。またフロン類破壊業者へ引き渡されたフロン類の回収量55tとなり、平和30年度(約37t)から46.7%の増加となっている。一方でフロン類の破壊量は約4,118tとなり、平成30年度(約 4,364t)から5.6%の減少となった。
今後は第一種フロン類充填回収業者からの、フロン類の充填量及び回収量等の報告を都道府県知事が集計し、主務大臣(環境大臣及び経済産業大臣)あてに通知される。それらを取りまとめ、回収量・回収率が公表されることとなる。
フロン排出抑制法は改正案が可決され、2020年4月1日に施行された。改正によりフロン類回収を怠る事業者への直接罰の導入、各種証明書交付の義務付けとより厳格な管理体制が組まれることとなる。
参考記事:
フロン排出抑制法に基づくフロン類の再生量等及び破壊量等の集計結果(令和元年度分)を取りまとめました|経済産業省
フロン排出抑制法に基づく令和元年度のフロン類の再生量等及び破壊量等の集計結果を公表します|環境省
フロン排出抑制法に基づく令和元年度のフロン類の再生量等及び破壊量等の集計結果について|環境省