2021年6月1日(火)〜4日(金)に開催されている、アジア最大規模を誇る「食の技術」総合トレードショー、「FOOMA Japan 2021」(主催:一般社団法人 日本食品機械工業会)。日本熱源システム株式会社は、ブースにてCO2冷凍機「スーパーグリーン」のF3型の実機を展示し話題を呼んでいる。
年度内に累計販売350台に到達予定
日本熱源システムは、展示ブースにて2019年発売の新機種、「スーパーグリーン」F3型「SG-F3」(102kW)を展示。来場者に細部まで冷凍機を見てもらえるよう、機器内部もオープンにした形で展示している。今夏発売予定のF4型「SG-F4」は、パートナー企業であるBOCK社のコンプレッサーのサイズを変更して性能を確保することで、サイズ変更による設置スペースの圧迫を回避できると、代表取締役社長の原田 克彦氏は語る。

国内累計250台の設置実績(2021年2月時点)を誇る「スーパーグリーン」だが、2021年度でその販売台数を約350台(約100台増)まで到達すると、原田氏は予測。今年度の販売実績の約半数は展示された「SG-F3」であることから、その人気が窺えるだろう。今後発売予定の「SG-F4」についても、すでに複数の引き合いが来ているという。「スーパーグリーン」は業界や規模の垣根を超えて、多くのエンドユーザーから省エネ性の高さを評価されている。ラインナップ拡充を契機に、その採用実績はまだまだ伸びていくことだろう。
