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三菱重工冷熱、「C-puzzle」販売数が1,000台突破の見通し【FOOMA JAPAN 2021】

2021年6月1日(火)〜4日(金)に開催された、アジア最大規模を誇る「食の技術」総合トレードショー、「FOOMA Japan 2021」(主催:一般社団法人 日本食品機械工業会)。三菱重工冷熱株式会社はCO2コンデンシングユニット「C-puzzle」の実機を展示。同シリーズは2021年度で、累計販売数が1,000台を突破する見通しだ。

安全志向の高いエンドユーザーも支持

三菱重工冷熱は、冷熱設備、マテハン、物流機器まで三菱重工グループの総合力を活かした最適な提案を行う「ワンストップ・ソリューション」をテーマに、展示ブースを展開。冷熱設備としては、「C-puzzle」の20馬力と、アンモニア/CO2採用の「C-LTS」をそれぞれ展示。なかでも注目すべきは、2021年夏に大型80馬力をラインナップに追加する「C-puzzle」である。

 

2020年には40馬力を発売し、10馬力、20馬力に続き着々と産業用分野に対応すべく大型化が進む「C-puzzle」は、小売店の冷凍冷蔵ショーケースから冷凍冷蔵倉庫、製氷工場まで対応可能である。80馬力を除く各ラインナップの累計販売台数は、2021年度までに1,000台を突破するだろうと、エンジニアリング事業本部 本部長代理の吉村 明弘氏は言う。

 

世界初の技術であるスクロータリーコンプレッサを搭載した「C-puzzle」シリーズは、業界最高水準の性能であると同社は自負する。また同機種は運転時の騒音も少なく、CO2冷媒採用、空冷式対応という点から、より安全・安定志向の高いエンドユーザーに支持されていると吉村氏は説明する。新製品である80馬力に関しては、今年度は認知度向上に努め、現場への採用台数増加は22年度以降に期待したい考えだ。