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欧州

新型コロナ感染拡大で使用が広がるEPTAのR290ロッカー

フランスでは、EPTAのR290冷凍冷蔵ロッカー「EPTABricks」の販売数が、昨年比300%という驚異的な伸びを記録。新型コロナウイルス感染拡大を契機に、食料品のEC販売に対する需要が急激に上昇。それに引っ張られる形で、同製品の売上も急伸している。

食品EC市場で大躍進するR290ロッカー

ほとんどの場合において、この事例は買い物客の自宅に商品を配達することを意味する。しかし今回注目したいのは、「Click and Collect」というもう1つのオプションである。買い物客は同システムを活用して、店舗あるいは別の場所で、注文した品々を受け取ることとなる。

 

フランスをはじめ欧州で定着するこのシステムだが、その立役者となっているのが「EPTABricks」である。EPTAが開発した同商品は、建物内部(あるいは外部)に設置する冷蔵ロッカーとして機能する。生鮮食品(EPTAfreshBricks)と冷凍食品(EPTAfrozenBricks)の2種類があり、いずれもプロパン(R290)冷媒を使用しているのが特徴だ。

   

フランスにおいて、「EPTABricks」はE.Leclerc、Intermarchè、Casino、Carrefour、SuperUなど複数の小売業者に採用されている。EC市場の伸びに牽引されて、2020年4月の1週間で「EPTABricks」の注文は、昨年同時期比で300%増加した。

参考記事

Pandemic Drives Use of ‘Click and Collect’ R290 Refrigerated Lockers