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環境省、CO2排出量削減設備導入の補助制度新設

環境省は、中小企業の脱炭素設備投資の促進を目的とした新たな補助制度を設けることとした。同制度に対しては、今年度の補正予算案に必要な経費30億円が盛り込まれていて、環境省では中小企業の脱炭素に向けた投資を後押ししたい考えである。

中小企業を支援

同補助制度「グリーンリカバリーの実現に向けた中小企業等のCO2削減比例型設備導入支援事業」は、コロナ禍を乗り越えて脱炭素化に取り組む中小企業等に対し、CO2削減量に応じた省CO2型設備等の導入を加速するとで、企業の新たな設備投資を下支えし、電化・燃料転換等も促進しながら、我が国の持続可能で脱炭素な方向の復興(グリーンリカバリー)を促進し、コロナ前のCO2排出量のリバウンド回避をした上での、力強くグリーンな経済社会への移行を実現することを目的としている。

 

中小企業等の省CO2型設備等の導入に際して、以下の2条件のうち低い額の補助を行う(上限5,000万円)。

 

(A)年間CO2削減量×法定耐用年数×5,000円/tCO2(円)
※中小企業、省CO2型換気を導入する企業、グリーン冷媒使用設備を導入する企業は、7,700円/tCO2

 

(B)総事業費の1/2(円)

 

エネルギー効率の高い空調やノンフロンの冷凍庫、石炭を使わないボイラー等への切り替えが対象だ。

 

「グリーンリカバリーの実現に向けた中小企業等のCO2削減比例型設備導入支援事業」資料