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Embraco、「AHR Expo」でR290新製品2種を発表

日本電産株式会社(Nidec)のグループ会社であるブラジルのコンプレッサーメーカー、Embraco社は2022年1月31日~2月2日にかけてネバダ州ラスベガスで開催される「AHR Expo」にて、R290機器の新製品2種を出展する。

R290の用途拡大

新製品のうち、一つはドレンエバポレーター(EDP)だ。同製品は、外食産業におけるリーチインやアンダーカウンター向けに設計されている。Embraco社によると、新製品は高さ26.4cmからと業界最小規模だという。

 

リーチイン用では0.25~1馬力、アンダーカウンター用では0.25~1.5馬力の冷却能力を提供。 また可変速コンプレッサーを使用するオプションも用意する。

 

EDP搭載のコンデンシングユニットは、コンプレッサーの下にEPを設置し、最大2.3ℓのリザーバー容量と蒸発プロセスを加速するホットループを備え、排水の問題に対処している。EDPは取り外し可能で、メンテナンスおよび交換も容易だ。

 

もう一つの製品は、同社のEMX HST固定速度コンプレッサーの新製品で、EMコンプレッサープラットフォームの第3世代として位置づけられる。主にボトルクーラー、ビール販売店、アンダーカウンター、業務用厨房のリーチインフリーザーやクーラー向けに設計されている。

 

同製品は、常にドアが開いた状態で、頻繁に製品が入れ替わる熱負荷の高い状況に対応するため開発された。これら新製品に加え、「AHR Expo」でEmbracoは次のような製品を展示予定だ。

 

  • エンブラコ最大の室内用コンデンシングユニット(1.25馬力の冷却能力を持ち、R290で使用可能)
  • エンブラコで最もコンパクトなコンデンシングユニット(高さ19.2cm。業務用厨房やバーで使用される1ドア、2ドアのアンダーカウンターに適用)
  • VEMT(R290のオプションがある可変速コンプレッサー)
  • NEX固定速コンプレッサー(陳列ケース、製氷機、業務用厨房冷蔵庫、飲料用クーラー、ブラストチラーなどの用途に適している)
  • ユニバーサルインバーター(住宅用アプリケーションの可変速コンプレッサーの制御に対応)

参考

Embraco to Launch R290 Condensing Units, Fixed-Speed Compressor at AHR Expo
※本記事は英語で作成後、日本語に翻訳されております。

 

原著者:マイケル・ギャリー

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