2020年11月25日、ebm-papst Japan株式会社は新しいバーチャルショールームへのアクセスを正式に開始したと発表した。バーチャルショールームは、神奈川県横浜市内の同社倉庫に、同社が設置した実際のショールーム空間を3Dレンダリングしたものである。
顧客との接点を増やす選択肢に
ebm-papst Japanのマネージングディレクターであるアーミン・シュネル氏は、この取り組みは2020年に同社が出展を予定していたイベントが、中止となったことへの対応策だと説明する。
「私たちは革新的な製品を、バーチャル空間で顧客に提供する方法を考えました。サイトを訪れた皆さんは、オフラインイベントに似た体験ができることでしょう」(シュネル氏)
シュネル氏は同年9月掲載のアクセレレート・ジャパンへの取材に対して、新型コロナウイルスの感染拡大に対して、より多くのオンラインマーケティング、プロモーションツールを活用すると言及。今回のバーチャルショールームの開設は、その結実のひとつと言えるだろう。
シュネル氏は、これまでのところユーザーから好意的な反応を受けていると話したうえで、今後日本市場では、この種の顧客エンゲージメントが重要になってくるだろうと強調する。
私たちは、将来的に顧客との接点を増やすため、オフライン・オンラインの機会をうまく組み合わせた方法を試すべきです。今回のバーチャルショールームにおいて、私たちがその点をリードすることができればと思います。
ebm-papst Japan マネージングディレクター アーミン・シュネル氏