2021年9月8日付のAPN NEWSによると、デンマークのメーカー・Danfoss社はインドにおけるCO2およびその他の自然冷媒を含む低GWP冷媒の開発と使用を促進するため、インド・チェンナイの施設にグリーン冷媒のセンターを立ち上げた。
インドのグリーン冷媒戦略を支援
「グリーン冷媒センター(the Green Refrigerant Center)」と名付けられたこの研究施設は、デンマークの気候・エネルギー・公益事業担当大臣であるダン・ヨルゲンセン氏、駐インドデンマーク大使のフレディ・スヴァーネ氏、Danfoss India社長のラビチャンドラン・プルショータマン氏、大臣に同行したビジネス界の代表団の立会いのもと、落成式が執り行われた。
Danfoss社によるこの新しいグリーン冷媒センターの開設は、インドのグリーン冷媒への移行を加速させるものです。同社のインドでの歩みは、デンマークの技術がいかにインドの産業界にエネルギー効率と持続可能性をもたらすことができるかを示す好例です。
デンマーク 気候・エネルギー・公益事業担当大臣 ダン・ヨルゲンセン氏
Danfoss社はインド科学研究所およびインド工科大学と協力して、インドの環境に適した自然冷媒としてCO2導入を進めている。
「国連の全加盟国のための持続可能なエネルギーパートナーとして、私達は自然冷媒に関する意識を高め、エネルギー効率、地域エネルギーシステム、その他の冷却技術に関する活動を積極的に支援しています」(Danfoss India社長 ラビチャンドラン・プルショータマン氏)
「Danfossは両国のグリーン戦略パートナーシップを支援しています。このパートナーシップにより、デンマークはインドのサステナビリティへの道のりを示す、知識共有パートナーシップを提供することができるのです」(駐インドデンマーク大使 フレディ・スヴァーネ氏)
参考
Danfoss Opens Green Refrigerant Center in India, With Attention on CO2
原著者:シルシャー・アメルハイル
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