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中国PHNIX社、欧州市場向けのR290ヒートポンプを発売

2021年6月24日、中国のPHNIX社は、欧州市場をターゲットとしたインバータEVI技術搭載の空気熱利用型R290ヒートポンプ「GreenTherm」シリーズを発売したと発表した。

欧州のヒートポンプ普及に貢献できると自信

インバータ技術を採用した「GreenTherm」シリーズは、-25℃という低温度帯でも問題なく動作が可能。最高70℃の温水を42dB(A)の低騒音で生成し、耐腐食性のプラスチック筐体を採用しているという。

 

PHNIX社の海外冷暖房/DHWヒートポンプ事業部ディレクターのジャブ・ファン氏は、ヒートポンプシステムは温室効果ガスの排出量を大幅に削減可能であり、冷媒の低GWP化と性能の向上を両立させた機器が、今後の環境対策に求められると話す。

 

また、ファン氏は「GreenTherm」シリーズの発売が「欧州連合(EU)の2030年気候・エネルギーフレームワーク(The 2030 Climate & Energy Framework of the European Union (EU))」とも連動しており、特に欧州地域でのグリーンガスヒートポンプの普及に貢献することは、間違いないと自信をのぞかせた。

 

PHNIX社は、今年4月に開催されたオンライン見本市MCE(Mostra Convegno Expocomfort)にて、R290家庭用ヒートポンプ給湯器の新製品「airExpert Inverter」も発表している。