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大規模導入で実感した「技術と経済性」の実現【ATMOsphere Japan 2020 レポート Part6】

メトロ キャッシュ アンド キャリー ジャパン株式会社は、既存店にAHT社製プロパン内蔵ショーケースを200台導入。導入先は川口安行店・千葉店・多摩店の3 店で、いずれも店舗営業を止めずにショーケースを設置できた事例として、大きな注目を集めた。「これだけの規模の導入は、日本でも初の事例でしょう」と、マネジメント本部 アセットマネジメント部マネージャーの船守 健司氏は語る。

 

今回の大規模導入は、低炭素社会の実現と省エネという「技術と経済性」が両立したことで実現を果たした。「既存のR404ショーケースは、セントラル方式の冷ケースでした。内蔵型ショーケースは配水管工事が不要で、ショーケースに電源を供給するだけです。結果として店舗営業を止める事なく、電源準備と一部売り場の閉鎖のみで、入れ替え工事を完了できました」。仮にショーケースが故障しても、予備と交換するだけなので現場での技術者も不要であり、取り回しのメリットも大きい。

メトロ キャッシュ アンド キャリー ジャパン株式会社
マネジメント本部 アセットマネジメント部マネージャー 船守 健司氏

プロパン内蔵ショーケースの導入では、政府の補助金も活用。電気代も、1店舗あたり58%削減できているという。「省エネ型のノンフロン機器導入は、あくまで手段の一つです。しかし技術と経済性をクリアできれば、LED同様に加速度的な普及が期待できます。私達も既存の古い施設・ショーケースに目を向け、今後も計画を練りたいところです」